振袖コーディネーターの経験や着物業界で培った知識を生かし、きものWEBライターとして活躍中。夢きららのWEB運営スタッフとしてスタッフブログにてトレンドの振袖デザインやコーディネート、着物の際のヘアメイクなど様々な情報を発信中。
振袖・成人式の豆知識Furisode blog
古典柄のレトロ振袖
2021年04月14日
こんにちは夢きらら所沢店です。
成人式を控えているお嬢様は振袖選びを楽しんでいますか?
たくさんの振袖から自分好みの一着を選ぶのは楽しい時間ですが、いっぱいありすぎて目移りしちゃいますよね。
毎年たくさんのお嬢様から人気を集めているのは古典的なレトロ振袖です。
人気の理由は振袖本来の魅力が詰まった定番のデザインだからです。
そこで今回は古典的なレトロ振袖についてご紹介したいと思います。
振袖選びの参考にぜひご覧ください。
振袖の古典柄とは
振袖に使われる古典柄には大きく分けて「花」「鳥」「蝶」「有職文様」「吉祥文様」などがあります。
花
古典な花柄に使われるモチーフで「桜」「椿」「牡丹」「菊」が挙げられます。
古典柄の中でも華やかで女性的、普遍的なモチーフなので定番中の定番といえるテイストです。
鳥
古典柄の鳥のモチーフは「鶴」「燕」「雀」「孔雀」「鳳凰」などが代表的です。
鶴は長寿の象徴としてお祝いの宴席でよく使われるおめでたい鳥として知られています。
また、色白で長くしなやか肢体の鶴は女性的なイメージから成人式の振袖としても大人気の柄です。
孔雀や鳳凰もその翼の美しさや華やかさから宴席で目にすることが多い鳥のモチーフです。
蝶
蝶はサナギが成虫し空へ飛び立つことから、成長を表現するモチーフとして有名です。
蝶の羽模様の美しさから振袖でもたいへん人気のある柄です。
有職文様
有職文様(ゆうそくもんよう)は中国から伝わった後に日本で定着した文様です。
「亀甲文」「七宝文」「花菱」などが代表的なモチーフです。
吉祥文様
吉祥文様(きっしょうもんよう)は古来から「縁起がいい」「めでたい」を表す文様です。
吉祥文様という言葉には馴染みが薄いかもしれませんが、「鶴」「亀」「松竹梅」「鳳凰」「宝尽くし」などが代表的なモチーフとして挙げられます。
古典柄の振袖のメリット
時代やトレンドに流されない
古典柄は長い伝統の中で愛されてきた普遍的なデザインです。
流行やトレンドとは無縁で伝統的なテイストを楽しむことができます。
ママ振りなどの少し年代物の振袖でも、そのデザインは色褪せることがありません。
お祖母様からお母様、そしてお嬢様やその娘様まで世代を超えて受け継いでいくことができます。普遍的な古典柄の振袖ならではのメリットといえるでしょう。
伝統的なデザインを楽しめる
古典柄は伝統的な手法で生み出された日本ならではのテイストです。
洋服ではあまり使用されることもないため、古典柄を楽しむのは和服ならではの醍醐味といえるでしょう。
万人受けする
古典柄は定番な柄が多く、その伝統的な大和撫子なイメージは老若男女問わず誰からも好かれるテイストです。
もし振袖のテイスト選びで迷った時には古典柄を選んでおけば間違いないでしょう。
古典柄の振袖のデメリット
価格とクオリティが比例しがち
古典柄は伝統的な技法で作られることが多く、熟練の職人さんの手掛けた振袖は素晴らしい質感になります。
職人さんの手仕事が多いということはコストにも反映されますので、よい振袖ほど高額になってしまいます。
古典柄でも低価格帯のよい商品はありますが、2つを並べて比べるとその差は歴然です。
流行やトレンドを求められない
流行に流されないことは最大のメリットではありますが、逆に言えば流行・トレンドとは無縁ということです。
モダンなテイストがお好みの場合には古典柄のレトロ振袖は野暮ったく古臭い振袖と感じてしまうでしょう。
夢きららの古典柄レトロ振袖コレクション
白地 菊に桜と笹 YK9012
ポップな色合いの和柄が他にはないレトロ振袖
クリーム地 毬と菊に矢絣 YK8012
ポップな色合いでカワイイお振袖。矢絣文様がレトロな雰囲気に。小物までこだわっておしゃれしたい。
赤地 牡丹に松 YK8008
大き目の牡丹がレトロ感を演出。人気の赤でもみんなとかぶりたくない方におススメ。
赤地 梅に橘 YK7013
大きく描いた梅がレトロ感たっぷりのお振袖。
大きな梅の文様でレトロっぽく YK-3012
すっきりした黒地に飛び柄で大きな梅の文様が可愛い振袖。梅の模様の中にも小さなお花が描かれている。レトロっぽさは帯合わせや小物合わせまできっちりとこだわりたいですね。
古典柄のレトロ振袖は夢きららにおまかせください
普遍的な古典柄のレトロ振袖は日本人ならではの美意識が息づく素晴らしい文化です。
20歳の晴れの舞台を彩るに相応しいことは間違いないです。
伝統的だから少しとっつきにくい印象もあるかもしれませんが、ぜひ古典柄のレトロ振袖をご検討ください。
夢きららは和装一筋の老舗企業が運営母体だから、古典柄のレトロ振袖のお取り扱いに関しては絶対の自信があります。
古典柄をはじめ様々なテイストの振袖をご用意してお嬢様のご来店をお待ちしております。
written by
三室 安代
この記事を監修した人
熊谷 純一
東京・日本橋にて三代続く呉服問屋を経営の傍ら、着用機会の明確な振袖に強く魅力を感じ2010年に振袖専門店・夢きららを開業。これまで2万人以上の二十歳を迎えるお嬢様の振袖に携わる。
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