振袖コーディネーターの経験や着物業界で培った知識を生かし、きものWEBライターとして活躍中。夢きららのWEB運営スタッフとしてスタッフブログにてトレンドの振袖デザインやコーディネート、着物の際のヘアメイクなど様々な情報を発信中。
振袖・成人式の豆知識Furisode blog
振袖の上手な保管方法
2020年06月15日
こんにちは、夢きららです。
成人式の振袖選び、順調に進んでいますか?
振袖は大事に着て適切な方法で保管をすれば長年着ることができます。
とはいえ、振袖ってどのように保管すればよいのかよくわからないですよね。
そこで今回は、夢きららにご来店されるお嬢様からもよく質問のある「振袖の保管」についてをご紹介したいと思います。
ママ振りの保管をはじめ、ベストな状態の振袖で成人式を迎えるために是非ご参考ください!
振袖が痛む原因
振袖は普段あまり表に出さない物です。
だから久しぶりに出してみたらシミができていたり、虫食いされていたり、色あせしていてガッカリしてしまうことも珍しくありません。
振袖が傷んでしまう原因は主にこの3点です。
1:湿気
2:食べこぼしなどのタンパク質による虫食い
3:過度な防虫剤による化学反応からの変色
振袖はメンテナンスが大切
振袖を傷まないようにするにはメンテナンスが大切です。
特に振袖を着終わった直後の数日間は陰干しをするように心がけましょう。
陰干しが終わったら早めに着物の取り扱いに慣れたクリーニング店に持っていって、お手入れすることも忘れずに。
クリーニングから戻ってきたら適切な方法で保管をしましょう。
振袖保管には桐タンスがベスト
最近では桐タンスをお持ちのご家庭の方が珍しいですが、振袖保管には最適な環境なんです。
桐タンスは適度な湿度を保ち、直射日光も遮ってくれるので振袖保管には理想的。
しかも桐に含まれるタンニンが害虫を寄せ付けにくい効果があるからです。
桐タンスがないご家庭での保管方法
では桐タンスがないご家庭でしたらどのように振袖を保管すればよいのでしょうか?
桐タンスがない一般のご家庭でしたら、湿気と日光に気をつけることが大切になります。
対策としては以下のような方法が考えられます。
桐の衣装ケースを利用する
桐のタンスは高価なものですし、現在の日本の住宅事情を考えると気軽に購入できるものではありません。
でも、桐の衣装ケースでしたらタンスよりは安価で手軽に購入できると思います。
衣装ケースでしたら、振袖の枚数に応じた数を購入できますし、場所も取らないので無駄がありません。
着物専用の保存袋を利用する
桐の衣装ケースよりも安価で気軽に購入できるのは着物専用の保存袋です。
ただし一時的な保管にはよいかもしれませんが、長期での保管や高価な振袖保管にはあまり適していません。
Amazonなどで購入できる【きものキーパー】という保管用品があるので一般的にはこちらがおすすめです。
そういった商品を使う際にも入れっぱなしにせず、年に一度は陰干しをすることをお忘れなく。
クローゼットやプラケースで保管するなら設置場所に気をつける
クローゼットやプラケースでの保管の際には、直射日光が当たらずに風通しがよく湿気が少ない環境にすることを心がけてください。
プラケースを利用する場合には新聞紙を敷いて湿気に気をつけたり、壁から数センチ離して通気性を高めるなどの工夫が大切です。
専門の業者に保管を依頼する
現在では様々な保管サービスが色々な企業から提供されています。
普段使用しない大型のレジャー用品だったり、湿度と温度にデリケートなワインの保管サービスなどが有名です。
振袖も専用の環境で預かってくれる保管サービスがあります。
専用環境ですので温度・湿度などは適切に保たれて振袖保管には理想的な環境ですが、毎月の保管料や使う時には返却手続きが必要だったりします。
防虫剤を使う際の注意点
虫食いの原因は食べこぼしなどで付いたタンパク質が原因で、絹自体に虫食いはありません。
金銀箔の部分などは化学反応で変色してしまいますので、防虫剤は直接着物に触れることがないように心がけましょう。
そして防虫剤より除湿剤に気を配った方がより効果的なのでおすすめです。
畳み方にも気をつけましょう
振袖には畳み方があって、縫い目に沿って綺麗に畳めば折シワもつきません。
畳み方を紹介しているサイトや動画もたくさんありますので、参考にしてみてください。
夢きららの振袖レンタルがオススメの理由
振袖の保管についてご紹介しましたが、一般のご家庭ではなかなか手間がかかるのが現状です。
一生のうちに一回程度しか使用しない振袖ですので、ご家庭で保管する手間を考えたらレンタルの方が合理的ですよね。
最近では振袖だけレンタルして、成人式当日までご家庭で保管しておき、当日はご自身で着付け・ヘアメイクをするというサービスも増えてきました。
低価格で利用できて手軽な反面、短期間とはいえご家庭で保管しておくと上記で説明したように振袖が傷んでしまうリスクもあります。
振袖保管が適切にできていなかったせいで、成人式当日になって後悔することも無いとは言えません。
夢きららの振袖レンタルでしたら、振袖選び・前撮り・着付け・ヘアメイクまで全てが自社運営なので一括でサービスをご提供できます。
もちろん、お嬢様が選んだ振袖は式当日まで責任を持って夢きららが保管して、着付け会場でお支度させていただきます。
成人式はなにかとバタバタするので、不要な失敗をしないためにも簡単に手配を済ませられるのはとても大切なことです。
夢きららにご相談ください
振袖の保管はなにかと手間がかかって、思わぬトラブルを招きがち。
一生に一度の成人式で後悔しないためにも、自社一括運営の夢きららで振袖選びをすることをオススメします。
成人式のプロフェッショナル集団の夢きららになんでもご相談ください、お嬢様のご来店をスタッフ一同お待ちしております♪
written by
三室 安代
この記事を監修した人
熊谷 純一
東京・日本橋にて三代続く呉服問屋を経営の傍ら、着用機会の明確な振袖に強く魅力を感じ2010年に振袖専門店・夢きららを開業。これまで2万人以上の二十歳を迎えるお嬢様の振袖に携わる。
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