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袴・卒業式の豆知識Hakama blog
【卒業式】袴の足元はブーツor草履?メリット・デメリットの比較と選び方のポイント&注意点を解説!
2023年10月10日
卒業式の袴を着用するとき「ブーツと草履のどちらを履くか?」でお悩みの方は多いことでしょう。
おしゃれな印象のブーツ・伝統的な草履とそれぞれちがったよさがあるので、選ぶのが難しいですよね。
今回はそんな卒業式の袴に合わせる足元アイテムについて、それぞれのメリット・デメリットと選び方のポイントについて解説します。
- 卒業式の袴|「ブーツ」のメリット
- 卒業式の袴|「ブーツ」のデメリット
- 卒業式の袴|「草履」のメリット
- 卒業式の袴|「草履」のデメリット
- 卒業式の袴|「ブーツ」選び方のポイント5つ
- 卒業式の袴|「草履」選び方のポイント3つ
- 卒業式の袴|足元アイテムを選ぶときの注意点3つ
袴に合わせる足元アイテムの選び方の注意点も紹介しますので、袴姿の履物でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
卒業式の袴|「ブーツ」のメリット
卒業式の袴に合わせる履き物として人気のブーツ。
袴にブーツを合わせるメリットを5つ紹介します。
【卒業式の袴にブーツを合わせるメリット】
メリット①トレンド感のある洋テイストの着こなしができる
メリット②ヒールでスタイルアップできる
メリット③歩きやすい
メリット④雨の日でも足元が濡れない
メリット⑤防寒効果がある
メリット①トレンド感のある洋テイストの着こなしができる
卒業式の袴にブーツを合わせると、トレンド感のある洋テイストの着こなしが叶います。
振袖と同じく、袴スタイルもくすみカラー×洋花のアンティーク調のデザインが流行しています。ブーツならば、洋風テイストの着物&袴にもぴったり。
袴にブーツをあわせてトレンドをおさえた袴スタイルをおしゃれに着こなしましょう。
メリット②ヒールで袴姿がスタイルアップ
ブーツを合わせるメリットのひとつは、ブーツのヒールで袴姿がスタイルアップするところです。
草履とちがいブーツにはヒールのあるデザインが多くあります。ほどよい高さのヒールがあるブーツを選べば、袴姿がすらりと美しく見えますよ。
メリット③歩きやすい
ブーツは草履と比べて歩きやすい点もメリットです。
ブーツは普段から履き慣れている靴なので、歩きやすさは抜群。草履のように鼻緒ずれで痛くなる心配もありません。とくに卒業式前後に袴姿で出かける予定がある場合など、長時間袴を着用する予定がある方にもおすすめです。
メリット④雨の日でも足元が濡れない
卒業式当日に雨が降っても足元が濡れないのもブーツのよいところ。
足の甲が出る草履とちがいブーツは足元がしっかりとカバーされているので、雨の日も安心して履くことができます。
さらに足元に安定感があるので、雨で濡れた床を歩いても転倒の心配が少ないのもポイントです。
メリット⑤防寒効果がある
ブーツは保温性が高いため、防寒対策としてもおすすめです。
卒業式の行われる3月下旬はまだ寒い日も多く、草履だと足元が冷えるという方も。その点ブーツは足先までカバーされているため、保温効果が高いのが特徴です。
足元が冷えやすい冷え性の方にもブーツはおすすめです。
卒業式の袴|「ブーツ」のデメリット
卒業式の袴にブーツを合わせるデメリットについても見ていきましょう。
【卒業式の袴でブーツを合わせるデメリット】
デメリット①脱ぎ履きがしにくい
デメリット②紐がほどける可能性がある
デメリット①脱ぎ履きがしにくい
ブーツのデメリットは、草履に比べて脱ぎ履きが少し面倒なところです。
とくに編み上げブーツの場合、座って脱ぎ履きをする必要があり手間がかかります。ただし卒業式に参加するだけなら脱ぎ履きの機会は多くないので、そこまで心配する必要はないでしょう。
デメリット②紐がほどける可能性がある
編み上げブーツを選んだ場合、着用中に紐がほどける可能性があります。
袴着用中は普段の服より若干動きが制限されるので、紐がほどけたときは少し面倒に感じるかもしれません。地面にしゃがんで紐を直すと袴の裾が汚れたり着崩れの原因になることがあるので、結び直すときは椅子に座ってゆっくり行いましょう。
卒業式の袴|「草履」のメリット
和装の伝統的な履き物である「草履」。
卒業式の袴に草履を合わせるメリットを3つ紹介します。
【卒業式の袴に草履を合わせるメリット】
メリット①古典的で上品な雰囲気
メリット②どのような色柄の着物&袴にも合わせやすい
メリット③脱ぎ履きがしやすい
メリット①古典的で上品な雰囲気
袴に草履を合わせるメリットは、古典的で上品な着姿になるところです。
草履は和装の定番アイテムなので、袴姿が伝統的で優雅な印象になります。昔ながらのはんなりとした和のイメージで袴を着こなしたい方には、袴×草履をおすすめします。
メリット②どのような色柄の着物&袴にも合わせやすい
草履はどのような色柄の着物と袴にも合わせやすいのもメリットのひとつ。
着物と袴は伝統的な和装なので、基本的には草履がよく合います。とくに古典柄の袴スタイルを選んだ場合は、草履を選ぶとしっくりくることが多いでしょう。
メリット③脱ぎ履きがしやすい
草履はブーツよりも脱ぎ履きがしやすいのも特徴です。
草履はサンダル感覚で簡単に脱ぎ履きができます。ブーツは着用の際に座る必要がありますが、草履は立ったまま足を入れるだけで着用が可能。
卒業式後に座敷の部屋で食事をする際など、脱ぎ履きの回数が多い場合は草履を選ぶと楽ちんです。
卒業式の袴|「草履」のデメリット
卒業式の袴に草履を合わせるデメリットもみていきましょう。
【卒業式の袴に草履を合わせるデメリット】
デメリット①鼻緒が擦れて痛くなる場合がある
デメリット②普段の靴より歩きにくい
デメリット③雨が降ると足元が濡れる
デメリット①鼻緒が擦れて痛くなる場合がある
草履で長時間歩くと、鼻緒が擦れて痛くなる場合があります。
とくにエナメルなどかたい素材の草履を履く場合、鼻緒が足の親指と人差し指の間に食い込み擦れる可能性があります。草履を履く前に鼻緒を引っ張って伸ばしておくと、鼻緒擦れがおきにくいので覚えておきましょう。
デメリット②普段の靴より歩きにくい&疲れやすい
草履はどうしても普段の靴より歩きにくいので、長時間履いていると足が疲れることも。
草履は日常的に履きなれていないので、歩きにくさや足の疲れを感じる方は多いです。とくに長い距離を歩く予定の方は注意が必要。たとえば卒業式後にそのまま袴姿で出かける予定のある方は、歩きやすいブーツを選んだほうが足は疲れにくいでしょう。
デメリット③雨が降ると足元が濡れる
草履は雨に弱い点もデメリットとしてあげられます。
足をすっぽりとカバーするブーツとちがい、草履は足の甲が露出します。雨が降ると足全体が濡れてしまう可能性大。足元を濡らしたくない方は、事前にビニール製の草履用雨カバーを用意しておくのがおすすめです。卒業式で雨が降っても足元を濡らすことなく草履で過ごすことができます。
卒業式の袴|「ブーツ」選び方のポイント5つ
卒業式の袴に合わせてブーツを選ぶときは、どんなポイントに気をつけたらよいのでしょうか。
袴に合わせるブーツ選びのポイントを5つ紹介します。
【袴に合わせたブーツを選ぶときのポイント】
ポイント①筒丈15㎝〜20㎝ほどのブーツを選ぶ
ポイント②長すぎるロングブーツは避ける
ポイント③着物と袴に合う色のブーツを選ぶ
ポイント④編み上げブーツでなくてもOK
ポイント⑤必ず試着したうえで選ぶ
ポイント①筒丈15㎝〜20㎝ほどのブーツを選ぶ
袴に合わせるブーツは、足部分の長さ=「筒丈」が15~20㎝ほどのデザインを選ぶとよいでしょう。
袴の裾からしっかりと見えるショートブーツやミドルブーツを選ぶとよいでしょう。ブーティのような短すぎるブーツよりは、ある程度の長さのあるブーツのほうが存在感があってかわいいです。
着用する袴の長さによっても多少変わるので、袴の丈を確認してからブーツを用意するのがおすすめです。
ポイント②長すぎるロングブーツは避ける
袴に合わせるときは、長すぎるロングブーツはおすすめできません。
あまりに長いブーツは脱ぎ履きがしにくいうえに、袴姿では歩きにくいです。ロングブーツを選んでも袴の中にブーツの大部分が隠れてしまうので、15~20㎝の長さのブーツを選ぶのが一般的です。
ポイント③着物と袴に合う色のブーツを選ぶ
袴姿に合わせるブーツは、着物と袴に合う色合いのものを選びましょう。
袴スタイルも全身の調和が大切なので、変わった色のブーツを履くと足元だけ浮いてしまう可能性があります。どんな袴姿にも合わせやすいのは黒や焦げ茶色のブーツ。
それ以外だと、たとえば茶色の袴にベージュや白のブーツを合わせるのもかわいいです。着物や小物の配色から一色とったブーツを合わせるのもおしゃれですよ。
ポイント④編み上げブーツでなくてもOK
袴姿に合わせるブーツのデザインに決まりはないので、編み上げブーツでなくてもOKです。
袴には編み上げブーツを合わせる方が多いですが、編み上げでなくてはいけないという決まりはありません。袴姿に合えば基本的にはどんなデザインでもOK。ただしサイドゴアブーツや登山ブーツなど、あまりにスポーティーでカジュアルなブーツは袴姿にふさわしくないので避けた方が無難です。
ポイスト⑤必ず試着したうえで選ぶ
袴姿に合わせるブーツは、試着したうえで選ぶことをおすすめします。
卒業式は慣れない袴姿で歩くので、サイズの合わないブーツで歩くと転倒や靴擦れの恐れがあります。自分のサイズに合った歩きやすいブーツをセレクトしましょう。
卒業式の袴|「草履」選び方のポイント3つ
袴に合わせて草履を選ぶときは、次の3つのポイントを意識しましょう。
【袴に合わせた草履を選ぶときのポイント】
ポイント①台の高さ4〜6㎝以上の草履を選ぶ
ポイント②スタイルアップしたい方は厚底草履もおすすめ
ポイント③必ず試着したうえで選ぶ
ポイント①台の高さ4〜6㎝以上の草履を選ぶ
袴のときに履く草履を選ぶときは、台の高さが4~6㎝以上の草履がおすすめです。
草履は台の高さが3,4㎝以上が礼装用とされます。卒業式はフォーマルな席なので、袴に合わせる草履も礼装用を選ぶのが基本です。
草履のかかと部分が4~6㎝以上あれば、卒業式の場にふさわしい袴姿になります。
ポイント②スタイルアップしたい方は厚底草履もおすすめ
袴姿をスタイルよく見せたい場合は、厚底草履を選ぶのもおすすめです。
振袖や袴に合わせる草履は、着姿がすらりと見える厚底草履も人気を集めています。厚底のおかげで身長が高くなり、通常の草履を履いたときよりも袴姿をスタイルアップできます。デザインのかわいい厚底草履も販売されているので、袴に合うデザインの草履を選んでみてください。
ポイント③必ず試着したうえで選ぶ
草履選びのポイントは、必ず試着することが大切です。
草履は普段履きなれていないので、足にあったものを選ばないと足の痛みや疲れが出やすくなります。卒業式の最中に痛くならないように、必ず試着して足のサイズや形に合った草履を選びましょう。
卒業式の袴|足元アイテムを選ぶときの注意点3つ
袴に合わせてブーツや草履を選ぶときは、以下の3つの注意点に気をつけて選びましょう。
【ブーツと袴を選ぶときの注意点】
注意点①カジュアルすぎるデザインは避ける
注意点②ヒールや台は高すぎると歩きにくいので注意
注意点③草履やブーツが袴の長さに合うか必ず確認
注意点①カジュアルすぎるデザインは避ける
ブーツと草履どちらを選ぶ際も、カジュアルすぎるデザインを選ばないように注意しましょう。
卒業式はフォーマルな席なので、足元がカジュアルすぎる装いはTPOにふさわしくありません。ブーツならワークブーツやボアのついたカジュアルすぎるデザインは避けること。草履は台の低いものはカジュアルなので、台の高さが4㎝以上のものを選びましょう。
注意点②ヒールや台は高すぎると歩きにくいので注意
ブーツや草履を選ぶときに、ヒールや台が高すぎると歩きにくいので気をつけましょう。
普段履きなれていない袴は多少の歩きづらさが伴うので、安定性のある足元アイテムを選ぶことが大切です。
たとえば9㎝のピンヒールブーツなどは転倒の恐れがあり危険です。ヒールが高いブーツを履きたい場合は、ブロックヒールなど太めのヒールデザインを選ぶのがおすすめ。
草履もかかと部分が10㎝以上あるものは歩きづらいので注意が必要です。かかとが6~7㎝ほどの適度な高さの厚底草履を選ぶか、台がそれ以上高いものは事前に歩く練習をしておくことをおすすめします。
注意点③草履やブーツが袴の長さに合うか必ず確認
ブーツや袴を選ぶときは、着用する袴の長さも重要なポイントです。
ブーツを履くときの袴の長さは、足首が見えるくらいの少し短めを選ぶのがおすすめ。せっかくのブーツがすべて隠れてしまわないよう、短め丈の袴を選ぶとおしゃれです。
草履を履くときの袴の長さは、くるぶしが隠れるくらいの丈がぴったりです。足袋の履き口から素足が見えないよう、長めの丈の袴を選ぶと上品な着姿になります。
ブーツでも草履でもかわいく着こなせる!卒業式の袴も夢きららにおまかせ
今回は卒業式の袴にブーツと草履のどちらを合わせるかお悩みの方にむけて、それぞれのメリット・デメリットと選び方のポイント、注意点を解説しました。
ブーツも袴もそれぞれに魅力があるので、着用する袴のテイストや好みで自由に選びましょう!
夢きららの卒業式の袴は、トレンド感のあるおしゃれなデザインがいっぱい!くすみカラー×洋花柄など、ブーツに合う洋テイストの袴スタイルも大人気です。有名モデル着用柄の袴もご用意。袴レンタルプランは当日の着付け無料、前撮り撮影もお得なサービス価格でご案内します。卒業式の袴選びなら、夢きららまでお気軽にお問い合わせください。
ブーツでも草履でもかわいく着こなせる!夢きららの卒業式袴コレクション
written by
三室 安代
この記事を監修した人
熊谷 純一
東京・日本橋にて三代続く呉服問屋を経営の傍ら、着用機会の明確な振袖に強く魅力を感じ2010年に振袖専門店・夢きららを開業。これまで2万人以上の二十歳を迎えるお嬢様の振袖に携わる。
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