振袖コーディネーターの経験や着物業界で培った知識を生かし、きものWEBライターとして活躍中。夢きららのWEB運営スタッフとしてスタッフブログにてトレンドの振袖デザインやコーディネート、着物の際のヘアメイクなど様々な情報を発信中。
振袖・成人式の豆知識Furisode blog
【振袖】試着時の服装やメイクは?振袖選びの下見に行くときの完全ガイド
2024年07月27日
振袖選びでお店に下見に行く前に、試着時の服装やメイク、髪型について悩む人は多いです。
成人式の振袖選びは着物の試着自体がはじめての方も多いので、どんな服を着て行けばよいか、メイクはした方がよいかなど気になりますよね。避けた方がよいNGな服装も知っておきたいです。
今回は振袖の試着時にベストな服装やメイク、髪型のポイントなどをくわしく解説します。下見のときのアクセサリーや足元の注意点なども説明しますので、振袖選びを控えた方はぜひ参考にしてみてください。
振袖試着時の服装やメイクで悩む人は多い
振袖を選ぶとき、試着時の服装やメイクについて事前に悩む方はとても多いです。
現代では、振袖をはじめ着物を着る機会はそれほど多くありません。ほとんどの方にとって成人式が着物を試着する初めての機会になるので、どんな服装やメイクで行けばよいか悩むのは当然です。
安心して振袖選びにのぞめるよう、試着時の適切な服装やメイクについておさえておきましょう。
振袖試着時の服装は?【夏・冬】NGな恰好はある?
お店で振袖を試着をするとき、どんな服装で行けばよいのでしょうか?
最適な服装や、夏・冬の服装の注意点を解説します。
振袖の試着にベストな服装
振袖を試着するときは、振袖の着姿がイメージしやすい服装を選ぶことが大切です。
薄手かつ体にフィットする洋服で、襟元が適度に空いているとベスト。たとえばVネックのリブニットや薄手のブラウスに、タイトスカートやスキニーパンツなどがオススメの服装です。
振袖を上から着たときに響かない服装で行くことで、実際の振袖姿がイメージしやすくなります。
【夏】タンクトップやキャミソールは避ける
夏場に振袖の下見をするときでも、タンクトップやキャミソールは避けましょう。
振袖は保温性があり暖かいので、帯や小物を合わせるために長時間試着していると汗をかくことも。タンクトップやキャミソール姿で振袖を試着すると、振袖に汗や皮脂がついてしまう可能性があります。振袖を試着するときのマナーとして避けたほうがベター。
暑い夏でも、振袖を試着するときは半袖や五分袖、七分袖のトップスがオススメです。
【冬】ハイネックやフード付きパーカーに注意!
冬に振袖の試着をするときは、ハイネックのセーターやフード付きのパーカーは着ないように注意しましょう。
冬場は暖かいハイネックやフード付きパーカーを着たくなりますが、振袖の試着では避けたほうがベター。ハイネックやパーカー、厚手のセーターは首まわりや肩まわりにボリュームが出るため、振袖を試着したとき着姿に響いてしまいます。着姿が美しく見えないと似合う振袖を選びづらいのでNG。
冬でも薄手のニットや長袖Tシャツなど、体にフィットする服装で下見に行くのがオススメ。タートルネックやパーカーの下に薄手のTシャツなどを着ておいて、試着時に上を脱いでもOKです。
振袖を試着するときのメイク|すっぴんでもOK?
振袖を試着するときのメイクについて気になる方も多いでしょう。
自分に似合う振袖を選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。
高校生はすっぴんで試着する人も多い
今は高校3年生で振袖の下見をする方も増えています。高校生は普段からメイクをしない人も多いため、振袖の試着時にすっぴんで来る人も多いです。
振袖の試着時にすっぴんでもまったく問題ありません。メイクなし、カラコンなしで試着することで、本来の肌色や瞳の色に合った色の振袖を選ぶことができます。
普段からメイクをする人はお化粧をして試着OK
普段からメイクをしている人は、振袖の試着時もいつも通りのお化粧でもちろんOKです。
メイクをして下見をすることで、成人式本番のイメージがよりつきやすくなります。
ただし、あまり濃すぎるメイクや奇抜なメイクはNG。本来の肌色や顔立ちにあった振袖を選ぶときの邪魔になる可能性があります。流行に左右されるメイクも、数年後~数か月後の成人式でも同じようなメイクをするか限らないので避けたほうが無難です。
振袖試着時のメイクは、自分らしさを引き立てるようなナチュラルメイクがオススメです。
振袖を試着するときの髪型は?
振袖を試着するとき、どんな髪型で行けばよいかも気になるポイントです。
振袖の下見のときの髪型は以下を参考にしてみてください。
試着時は髪をアップにする
振袖を試着する際には、髪をアップにまとめるのが基本です。
アップスタイルにすることで、振袖の襟元や肩周りが見やすくなり、全体のバランスを確認しやすくなります。また、実際の成人式でもアップヘアにすることが多いので、試着時に本番のイメージをつかむことができます。
できる方は、あらかじめお団子やポニーテールなど簡単にまとめられるスタイルで下見に行くことで、振袖選びがスムーズにはじめられます。
お店でゴムやクリップを貸してくれるのでそのままのヘアでOK
振袖店ではゴムやクリップを貸してくれることがほとんどなので、普段のヘアスタイルのままで試着に行ってもまったく問題ありません。
髪を下ろして下見に行っても、試着のときにお店に用意されているゴムやクリップで髪を上にまとめればOK。もし持参できる人は、ゴムやシュシュ、ヘアクリップを持っていくと借りる手間がはぶけます。
振袖の下見での服装などの注意点
振袖の下見時には、服装だけでなくアクセサリーや足元にも注意が必要です。
注意点を踏まえたうえで下見に行くことで、振袖選びがスムーズに進みます。
時計やアクセサリーは外す
振袖の試着時には、時計やアクセサリーは外しておきましょう。
事前に時計やアクセサリーを外しておくことで、金具部分が着物に引っかかったり、傷つけたりするリスクを避けることができます。またイヤリングは試着時に落とす可能性もあるので、外してポーチなどにしまっておくのがオススメです。
ストッキングの着用は避ける
振袖の下見に行くときは、ストッキングの着用は避けた方が無難です。
振袖選びでは、振袖を決めた後に草履の試着をすることも多いです。足のサイズに合った草履を選ぶとき、ストッキングだと草履を奥まで履けなかったり、ストッキングが破れたりする恐れがあります。
振袖選びのときはストッキングは履かずに来店するのがオススメです。
裸足より靴下がベター
振袖を試着するときは、裸足ではなく靴下を履きましょう。
振袖の試着は畳の上でするお店も多いです。いざ振袖を試着しようと思っても、素足だと畳の上に上がることに抵抗を感じることも。マナーとして畳の上では靴下を履くのがオススメです。
夏場に素足+サンダルで振袖の下見に行くときは、靴下を持参しましょう。試着する前にさっと靴下を履けば、落ち着いて振袖を試着できますよ。
服装などの注意点をおさえれば振袖の試着も安心!
はじめての振袖選びでお店に下見に行くときは、試着時の服装やメイク、髪型について悩む方がほとんどです。記事で紹介した振袖の試着時にベストな服装やメイク、髪型のポイントや注意点などをチェックすることで、安心して下見に行けますよ。
夢きららでは、いつでも気になる振袖の試着が可能。振袖のプロがあなたに一番似合う振袖選びをサポートします。下見に行くときはゆっくり振袖選びができるように、来店予約がオススメですよ。
written by
三室 安代
この記事を監修した人
熊谷 純一
東京・日本橋にて三代続く呉服問屋を経営の傍ら、着用機会の明確な振袖に強く魅力を感じ2010年に振袖専門店・夢きららを開業。これまで2万人以上の二十歳を迎えるお嬢様の振袖に携わる。
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