振袖コーディネーターの経験や着物業界で培った知識を生かし、きものWEBライターとして活躍中。夢きららのWEB運営スタッフとしてスタッフブログにてトレンドの振袖デザインやコーディネート、着物の際のヘアメイクなど様々な情報を発信中。
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成人式前の「うなじケア」は美しい振袖姿に必須!襟足の処理・シェービングは自分でできる?
2024年12月29日
成人式(はたちの集い)といえば、大人としての新しい一歩を祝う特別な日。華やかな振袖姿をより一層美しく魅せるためには「うなじケア」が欠かせません。
後ろ姿も印象的な振袖は、首元のうなじに視線が集まりやすくなります。この記事では、成人式での美しい振袖姿を完成させるために必須の襟足ケアや、シェービング方法について詳しくご紹介します。さらにほかのムダ毛ケアや注意点についても解説。
成人式前の美容も準備万全に整えて、一生に一度の晴れの日を最高の姿で迎えましょう!
成人式の振袖姿には「うなじケア」が必須の理由
成人式の振袖姿に「うなじケア」が欠かせない理由を見ていきましょう。
振袖はアップヘアが多いためうなじが目立つ
成人式の振袖スタイルでは、髪の毛をまとめてアップヘアにすることが一般的です。
アップヘアにすると当然ながら「うなじ」が目立ちます。とくに振袖は衣紋を抜いて着付けを行うため、首元が大きく露出するのが特徴です。
振袖着用時にうなじのムダ毛処理ができていないと、せっかくの美しい振袖姿が台無しになりかねません。成人式は一生に一度の大切な日。後ろ姿まで完璧に整えることで、自信を持って振袖を着こなすことができますよ。
キレイなうなじケアで後ろ姿と写真映え◎
成人式では写真を撮る機会が多いため、後ろ姿にも気を配ることが大切です。
とくに振袖は帯結びが華やかなため、前撮りや成人式で後ろ姿の写真を撮ることも多いです。うなじケアまで抜かりなく行うことで、後ろ姿まで美しく写真映えします。
またキレイに整えられたうなじは、首を細く長く見せる効果もあります。とくに襟足を「M字型」に整えたうなじは和装の美しさを引き立てる重要なポイントです。写真にも映え、美しい後ろ姿を残すために、成人式前にしっかりとケアをしておきましょう。
うなじの処理・シェービングは成人式の何日前がおすすめ?
成人式前にうなじの処理としてシェービングをする際は、成人式の何日前にするのがベストなのでしょうか。
成人式の1週間前〜3日前のケアがおすすめ
成人式前のうなじシェービングは、成人式直前ではなく1週間前から3日前の日程で行うのが理想的です。
シェービングを行った直後は肌が敏感になりやすく、カミソリ負けや赤みが出る可能性があります。当日までに肌が落ち着くための余裕を持たせることが重要です。
うなじのシェービング後は保湿を欠かさずに、成人式当日にベストな肌のコンディションでのぞめるようケアしましょう。
前撮り前もうなじケアは必須
成人式だけでなく、前撮り前も忘れずにうなじを整えておきましょう。
前撮り写真は一生の思い出として残る大切なもの。帯結びが華やかな振袖では、後ろ姿や見返りポーズなどうなじが写るショットも撮影することが多いです。振袖姿がキレイに映える後ろ姿を写真におさめるためにも、事前の「うなじケア」が必須。
前撮りの日程が成人式の数ヶ月前である場合、成長するうなじの産毛のペースを考慮し、定期的に処理を行うのがおすすめです。
成人式前のうなじ処理の方法|自分でもできる?
成人式前のうなじ処理の方法は、主に以下の2つあります。
①プロに処理してもらう
②自分でシェービングする
うなじケアはプロのシェービングがおすすめ!
うなじの処理は、プロのシェービングを利用するのがもっともおすすめです。
首後ろのうなじは自分の目で確認しにくい場所。自分でシェービングを行うのは難しく、失敗すると肌を傷つけるリスクがあります。理容室や美容室、エステサロンなどでプロにうなじ処理を依頼することで、振袖のアップヘアが映える美しい形に整えてもらえるだけでなく、肌のお手入れも一緒にしてもらえます。
プロにシェービングをお願いすると、振袖にふさわしい「M字型」に襟足を整えてくれます。この形は和装のときにとくに美しいとされる襟足で、首を細く長く見せる効果があります。またシェービングで肌の古い角質も一緒に除去され、肌が美しく仕上がるのもポイント。
予約する際には成人式または前撮りで振袖を着用することを伝えることで、和装にふさわしい美しい形に整えてくれますよ。
自分でやる場合の方法&注意点
もし理容室やサロンに行くことが難しい場合、自分でうなじケアを行うことも可能です。
まずは鏡を2つ用意して合わせ鏡にし、うなじを確認しながら行いましょう。専用の小型カミソリを用意し、クリームやジェルで肌を滑らせながら丁寧に剃ります。電動のシェービングを持っている方は乾いた肌に添わせるようにして毛を処理します。
ただしうなじのムダ毛ケアに慣れていない場合、自分で処理すると形が不揃いになったり肌を傷つけてしまう可能性も。時間や費用など可能であればプロに任せた方が安心です。
成人式|うなじ以外にムダ毛処理がおすすめの部分
成人式での美しい振袖姿のためには、うなじだけでなくほかの部位のムダ毛処理も必要です。
顔や腕、背中など、細かい部分までしっかりケアすることで振袖姿の印象がさらに洗練されます。
①顔
いつも以上に美しいメイクに仕上げたい成人式では、顔の産毛も処理するのがおすすめです。
目立たなく見える顔の産毛ですが、キレイに剃ることで肌がトーンアップします。つるりと美しい肌で成人式にのぞむためにも、顔剃りは欠かせない美容ケアです。
とくに前撮りではカメラのフラッシュが当たると産毛が強調されることも。顔剃りをしておくとメイクのノリがぐっと良くなり、均一で美しい仕上がりが期待できます。また、顔剃りを行うことで古い角質も除去されます。
顔はとくに肌がデリケートなので、顔剃りは専用のサロンでお願いするのがおすすめです。普段から顔の産毛を処理して慣れている方は、顔用のカミソリや小型シェービングでケアしましょう。
②指から肘まで
手首まで袖がある振袖も、動作によっては意外と腕が露出します。
とくに前撮り撮影では指先をアップで撮ることも。フラッシュ撮影では指の毛や腕の毛が目立つため、指先から肘までのムダ毛処理も忘れずに行いましょう。手の甲や指の産毛を処理することで清潔感がアップし、アクセサリーやネイルも美しく映えます。
③背中
和装は背中を完全に覆い隠すイメージがあるかもしれませんが、実際には襟を抜いて着付けるため、うなじから背中の上部が見えやすいです。
うなじだけでなく、背中の上部に生えている産毛もしっかりと処理しておきましょう。背中は自分で確認しづらい部位であるため、うなじケアと同様にプロにお願いするのが安心です。背中の産毛までキレイに処理しておくことで、隙のない美しい振袖姿が叶います。
成人式前のムダ毛ケアの注意点とNG行動
成人式に向けたムダ毛処理は、当日の美しさを引き立てるための重要なステップですが、慎重に進める必要があります。
以下では、自宅でのケアやサロンでの処理時に注意すべきポイントと避けたいNG行動について解説します。
肌トラブルを防ぐポイント
ムダ毛処理を行う際には、肌トラブルを未然に防ぐことが最も重要です。
成人式直前にカミソリ負けや肌荒れを起こしてしまうと、せっかくの成人式で気分が落ちてしまいます。肌トラブル防止のポイントは、処理を行うタイミングと肌の保湿ケアです。
シェービングや脱毛は成人式の3~7日前に済ませると赤みや炎症が落ち着き、自然で美しい肌をキープできます。ムダ毛処理後には化粧水や乳液でケアし、乾燥を防ぐようにしましょう。抗炎症作用のあるスキンケアを使用するのもおすすめです。
NG行動
成人式のムダ毛ケアで最も避けるべき行動は、慌てて直前に処理をすることです。
カミソリ負けやかぶれのリスクが高まり、肌が赤くなる可能性があります。また、自分で見えにくい部位を無理に処理しようとするのも危険です。とくに背中やうなじは鏡だけでは確認が難しいため、プロに任せるのが無難。さらに、普段使用していないシェービング用ローションやクリームを急に試すのも避けましょう。肌に合わない場合、かえってトラブルの原因になることがあります。
成人式前のムダ毛処理|「脱毛」の選択肢もアリ?
最近では「脱毛」もムダ毛処理の1つとして人気です。
長期的なケアを考えるなら脱毛がおすすめ
脱毛はカミソリやシェービングよりも効果が長持ちし、肌への負担も軽減できます。
とくにうなじや背中など自己処理が難しい部位には最適です。成人式だけでなく、その後のイベントや日常生活でもムダ毛を気にすることがなくなるため、自信を持って肌を露出できるでしょう。ただし、脱毛は定期的な施術が必要かつ完了までに時間がかかるため、成人式や前撮りに向けて計画的に始めることが大切です。
脱毛器で自宅ケアも可能
もしサロンに通う時間や予算が限られている場合には、自宅で使用できる脱毛器が便利です。
最近の家庭用脱毛器は性能が向上しており、効率的にムダ毛ケアが行えます。ただし、適切な使い方を守らないと逆に肌を傷める可能性があるため、取扱説明書をよく読み、無理のない範囲で使用しましょう。また自宅でのケアでは完全な仕上がりが難しい場合もあるため、成人式直前の仕上げとしてサロンでプロに頼むのもおすすめです。
まとめ:成人式に向けたうなじケアで完璧な後ろ姿に!
成人式は一生に一度の晴れ舞台。振袖を美しく着こなすためには、うなじケアが欠かせません。自分で処理する場合は丁寧に行い、不安があればプロに依頼するのがおすすめです。適切なタイミングでうなじを整えて、最高の一日を迎えましょう!
written by
三室 安代
この記事を監修した人
熊谷 純一
東京・日本橋にて三代続く呉服問屋を経営の傍ら、着用機会の明確な振袖に強く魅力を感じ2010年に振袖専門店・夢きららを開業。これまで2万人以上の二十歳を迎えるお嬢様の振袖に携わる。
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